看護部

看護部

看護部長より

 当院は、開院して60年の歴史を有しておりまして長野市を中心とする北信地域の精神科医療を担ってきました。基本理念である「やすらぎ」「きずな」「希望」のある開かれた良質な医療をめざして看護を提供してきました。看護はあらゆる人が対象であり、その人への援助することが目的であります。児童・思春期の課題を有している人から認知症を中心とした老年期精神障害など幅広い対人援助能力が必要となっております。
 当院では、さまざまな状態に合わせた個別性看護が提供できる体制を構築しており、ご本人やご家族、さらには地域のニーズに最大限に応えられるように看護職員は研鑽を積んでおります。良質な対人関係を通して、患者さんが回復していく姿をあきらめずに援助していく。そんな良質な看護を提供していきたいと思っております。
 新病棟が開設されたことで良質な治療環境も整備されてきました。残った旧病棟も整備が予定されており、さらに環境が改善します。
 栗田病院に入院してよかったと感じていただけるよう、看護職員一同さらに邁進してまいります。

看護部長 南方英夫


看護部理念

その人らしさを支える心のこもったあたたかい看護を提供します。

私たちは、いかなる時も患者さんのそばに寄り添い、心のふれあいを大切にし、誠意ある対応に努めます。

信頼

私たちは、患者さんに安全・安心・納得のいく質の高い看護サービスを提供し、信頼関係を確立します。

教育

私たちは、個々の成長と職業人としての能力開発に向け、看護教育・看護研究に積極的に取り組みます。

調和

私たちは専門職としての豊かな感性を育み、チーム医療のなかで、看護の役割を自覚し、他職種との調和を図ります。

人権

私たちは、患者さん一人ひとりの倫理面に配慮し、患者さんの人間としての権利を守り、プライバシーの保護・人格と意思を尊重します。


看護部方針

  • 患者さんの尊厳を尊重し、個々のニーズに応えた人間力豊かな看護を提供します。
  • 現任教育に力を入れ、看護の質の向上に努めます。

教育制度

生涯教育

看護教育
豊かな人間性と高い倫理感を有した看護実践能力で信頼される看護を提供できる看護職を育成します。

教育目標
1.看護倫理の視点で判断し、権利擁護する看護職を育成する。
2.ケアリングの理論を基に、対象と共に成長する看護職を育成する
3.専門職業人として、自らキャリアデザインし成長できる看護職の育成をする。
4.一人の専門職業人としての自覚を持ち、責任ある行動がとれる看護職を育成する。

新任看護師教育

プリセプター制度について
教育指導者(部署長)とプリセプター(新人指導)2名にて指導にあたります。
看護師教育は段階制ステップ、クリニカルラダー(日精看版)を用いて人材育成します。
精神科教育は毎月1回プログラムを用いて教育します。(中途入職者含む)

現任教育

新人看護師教育指導係研修、リーダー候補者研修、精神科基礎習得研修、看護ゼミ(精神科学習会)、看護研究、チーム会・リンクナース会(精神科、認知症、児童思春期、CVPPP)、実習指導者研修、感染、医療安全

認定看護師制度

当院では、日本看護協会認定看護師、日本精神科看護協会認定看護師の育成を積極的に取り組んでおり、熟練された技術と知識を用いた専門性の高い看護実践の提供が行えるように、看護の環境・整備を進めております。
現在、感染管理認定看護師が1名在籍していますが、今後も育成していきます。